高度利用者向け緊急地震速報サービス「ゆれぽーと」

東日本大震災、熊本地震以降、地震に対する備えはより重要で現実的なものとなりました。

防災意識を高くもつこと、特に地震への防災対策を事前に行うことは、命を守るためだけでなく、事業継続のためにも非常に重要なことです。

高度利用者向け、緊急地震速報サービス「ゆれぽーと」は、いち早く正確な情報を光と音声でお知らせし、ご利用者様が少しでも早く地震に備えられるためのサポートを致します。

ゆれぽーとは、株式会社アイザック(気象庁予報業務許可事業者「許可第189号」)の製品です。

株式会社アイザック http://www.isaac.co.jp/

緊急地震速報とは

P波とS波の速度の違いを利用したものです。

緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとられた観測データを解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)をただちに推定し、これに基づいて各地での主要道の到達時刻や震度を推定し、可能な限り素早く知らせる技術です。

近年の地震発生状況

過去の日本での地震発生回数の推移(月別)

今、日本をはじめ、世界各国で大きな地震が多く発生しています。グラフからもわかるように、日本においても2011年3月に発生した、東日本大震災以降は発生以前に比べ地震が多発しています。

防災意識を高く持つこと、特に地震への防災対策を事前に取ることが大切となります。

事前に緊急地震速報「ゆれぽーと」で揺れの速報を知ることで、多くの人々の命を守り、機器の制御によって被害を最小限に食い止めることができます。 

正確な情報は高度利用者向けサービスならではのもの

高度利用者向けと一般向けサービスの違いとは

高度利用者向けは気象庁の予報データをもとに現地の位置で時間と震度を「ゆれぽーと」が予測計算し、設置場所に情報をお伝えします。一方、一般向けは気象庁の警報をそのまま発表します。皆さんが一般的に目にしたり耳にするテレビの速報や携帯電話の情報は、全国を大きなエリアに分け、決まった震度以上の地震の場合のみでの発表となります。

高度利用者向けのサービスの「ゆれぽーと」は、揺れが来る前にピンポイントの位置での正確な速報を流し、ご利用者さまの安全をサポートいたします。 

高度利用者向けと一般利用者向けサービスの違い

 

 

高度利用者向け

 

一般利用者向け

予測エリア

 

設置場所でピンポイントに予測

 

 全国を200エリアに分けた地域で予測

震度設定

 

発報対象は震度17まで自由設定

 

震度5以上の地震で発報される

カウントダウン

 

地震到達時間を予測しカウントダウン

 

カウントダウンは行われない

発報表現

 

震度○○と具体的に表現

 

「大きな揺れが」と曖昧に表現

受信

 

専用端末で24時間365日受信可能

 

電源が入っていないと受信不可

 

震央・名称

発生日

到達地点例

 

発表されてからの猶予時間

 

時間差

 

高度利用者向け

 

一般利用者向け

(1)

東日本大震災

2011.03.11

東京都庁

 

震度5 99秒前

 

 

35秒前

14

(2)

大阪市役所

 

震度3 178秒前

 

発表されない

258

ゆれぽーとが誇る4つのメリット

1.何よりも早い情報・迅速な運用サポート 

 一般の携帯電話、スマートフォン、テレビなどの地震速報よりも早くて正確な情報がお客様のもとへ届きます。24時間365日、3分ごとに受信機の死活監視を行っており、ゆれぽーとの電源が入っていなかったり、接続が切れている場合は、速やかに管理者様にご連絡させていただきます。

2.設置場所登録で、より正確な情報を 

設置場所の緯度、経度、地盤増幅度情報を個別に設定でき、設置場所への予測震度と猶予時間をピンポイントでお知らせいたします。

※予測震度、猶予秒数は気象庁が出したものでなく、ゆれぽーとが計算し通知しているものです。


3.機器の制御や地震訓練ができる   

揺れが来る前に各機器を制御できます。施設内の放送設備と連動させ、館内に音声で一斉に地震が来ることを知らせたり、工場や現場なら危険物扱い機器等の自動停止、ビルや集合住宅であればエレベータの制御、エントランスの開放といった人命の安全確保が早急にできます。

4.ローコストで導入しやすい   

一般の製品よりも安く導入していただけます。また、ゆれぽーとのバージョンアップもインターネット回線を使って行うので、ご利用者様のご負担になることなく、常に最新のバージョンでご利用いただけます。

※通信費については別途月額料金がかかります。


また、ゆれぽーとのテスト機能を利用して地震訓練が簡単に行え、ご利用者様の防災意識・知識をより深めることができ、いざという時の備えができます。




仕様・主な機能

【仕様】

●外形寸法:175.3(W) x 115.8(H) x 39(D) ●重量:300g ●電源電圧:100V 50 / 60Hz ●定格入力:5V / 2A ●消費電力:10W ●動作温度:0~50℃ ※結露なきこと ●保存温度-10℃~70℃ ※結露なきこと ●緊急地震速報受信方式:IPv4 インターネット常時接続TCP / IP ●Ethernet:RJ45 10Base-T / 100Base-T ●サーバとの通信ポート:TCP19139 ●内蔵スピーカー出力:8Ω 0.5W ●外部音声出力:RCA方式-10dBm±3dB 600Ω不平衡 ※可変式 ●USBポート:2.0 x 2 ●画面出力:HDMI 1.3 / 1.4 ●外部接続OUT:2ch(スクリューレス端子) C接点(A COM B) ●地震キャンセル報接続OUT:1ch(スクリューレス端子) A接点

【主な機能】

●震度しきい値変更機能:震度1から7任意設定 9段階(5/6は強弱あり) 外部制御 2ch(しきい値設定) C設定(A COM B) ●画面出力機能:HDMI 1.3 / 1.4 (緊急地震速報をモニター出力) ●USBポート 2.0 × 2(緊急地震速報をシリアル電文出力) ●放送機器起動遅延設定機能:あり ●サイン音設定機能:NHKチャイム、REIC音 ●緊急地震速報通知設定機能:高度(震度と猶予時間を報知)、一般(あいまい) ●カウントダウン設定機能:①10秒前から5秒前 ②10秒前から到達 ③なし(3種類) ●緊急地震速報報知制限:確からしさ設定(精度)/深さ設定(深発地震) ●休止設定:あり ●地震キャンセル動作設定:あり ●テスト発報機能:震度/猶予時間設定,外部機器連動可 

【接続条件】

●ネットワーク環境、ブロードバンドルータ、ハブ等はご用意ねがいます。 ●推奨:光回線かつIP割振りはDHCPを推奨。固定のIPの割振りを希望される場合は事前にご連絡願います。 ●ルータのTCP19139ポート開放されていることをご確認願います。 ●ファイアーウォールが設定されている場合は、本機がWAN側よりアクセスできるように設定願います。