ここ数年、メディアでも話題になることが増え、少しずつ「アンガーマネジメント」という言葉を耳にする機会が増えているように思います。
同様に、ダイバーシティ化が進む中、「アサーティブ」という言葉も耳にする機会が増えてきました。皆さまも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「怒った(怒られた)後から、関係性がギクシャクしている」
「怒れない/どう怒ったら伝わるのか、わからない…」
「思っている事をもっと上手に伝えられたら…」
「感情を我慢しすぎてストレスがたまっている」
「断ることができずにいつも我慢ばかりしている」
「お互い納得した結論を見出す話ができてない気がする」
感情のコントロールは、日常生活においても社会生活においてもとても重要なことです。また、お互いの思いや主張を相手の気持ちも慮りながら伝えることもとても大事です。
この講座では、怒りの感情を上手にコントロールする「アンガーマネジメント」と、自分の気持ちや考えを相手を否定することなく伝える「アサーティブ」なコミュニケーションを学び、コミュニケーション力強化を目指します。
アンガーマネジメントは、怒らないようにしたり、怒りを我慢することではなく、「怒り(アンガー)の感情」と「うまくつき合う(マネジメント)」ための手法で、1970年代にアメリカで開発された心理教育です。
発祥の地・アメリカでは、政治家、経営者、俳優、スポーツ選手、ビジネスパーソン、学校教育の場で、多くの人たちが、より円滑な人間関係を手に入れるために、このトレーニング法を学んでいます。
アサーティブとは、相手を尊重しつつ、「自分の意見を率直かつ適切に表現する」ことを意味し、自他共に尊重し合いながら人間関係を築く方法のことをいいます。
多様化(ダイバーシティ)・グローバル化が進み、今までの「普通」や「常識」が変わってきた中、欧米をはじめ、世界各国のビジネスシーンでもアサーティブな考え方が広がりを見せています。
アンガーマネジメントを学ぶことにより、怒る必要のあることに対しては上手に怒れるように、怒る必要のないことに対しては怒らなくてすむように、というすみわけができるようになります。
怒りの感情を理解し、正しい対処法を学ぶ事により、他人を攻撃して傷つけてしまったり、自身や物にあたって傷つけてしまうこともなく、相手に感情や思いを伝えることができるようになるのです。
「感情のマネジメント(コントロール)」は、これからのビジネスパーソンには必要不可欠なスキルであり、その一方、悩み多き点ともいわれています。
ビジネスシーンの上でも、社会生活の上でも、人間関係は重要です。円滑なコミュニケーションを築くためにも、自身のストレス対策のためにも、個人で、部門で、全社でアンガーマネジメントを学ぶことはとても有用です。
また、相手にも、自分自身にも誠実である、対等であるなど、4つのコミュニケーションの基本の柱をもつアサーティブを学び、身に着ける事で、職場やチームにおける双方向のコミュニケーションの活性化を進めることができます。
「あの時、なんであんな怒り方をしてしまったんだろう・・・」
「あの時、ちゃんと怒っておければよかった・・・」
「言うべきことはきちんと伝えておけばよかった・・・」
「きちんと相手の話を聞けていなかったかもしれない・・・」
そんな後悔をしなくてもいいように、「人と組織の課題」として、一緒に学んでみませんか?
■アンガーマネジメントとは
1)アンガーマネジメントを身に着けると?
2)「怒り」の感情とは
3)問題となる4つの怒り
4)自身のタイプを知ろう(注)
5)アンガーマネジメント実践テクニック
■アサーティブコミュニケーションとは
1)アサーティブなコミュニケーションって?
2)自己表現のタイプを知ろう
3)アサーティブコミュニケーション体験
■まとめ ふたつのスキルを使った実践ワーク
■所要時間:3時間~
■受講料金:10,000円/人(税別)※応相談
■実施人数:10名~30名(※州人数、多人数要相談)
(※注)ご自身の「怒り」の傾向が分かる診断テストを事前にWebで受講いただく事をおすすめします。
研修をより効果的に実施するツールとして、「アンガーマネジメント診断」をうけられることをおすすめします。受講前に診断をお受け頂く事により、ご自身の怒りの傾向やタイプを客観的に知ることができます。
診断はWeb上で、質問に答えて頂く形になり、診断結果は研修時に講師からお渡しいたします。