マルチディスプレイをやめてみた というお話

こんにちは。DS&Cの摩湯です。

 

ITに詳しい人からは、マルチディスプレイ(PCの画面を2つならべるアレ)をオススメされる事がとても多いのですが、そんな流れに逆行してマルチディスプレイをやめてみた、というお話です。

よく言われるマルチディスプレイの利点はこんなところです。 

・モニターが2倍のサイズになるので作業効率が上がる

・複数作業で画面を切り替える必要がなくなる

・かっこいい

 

逆にデメリットは、 

・スペースを取られる

・ディスプレイを2つ買う必要がある

 

ぐらいしかありませんので、スペースが確保できて、ディスプレイが余っているなら、マルチディスプレイにしない理由は見当たらない。というくらいの風潮です。 

なにを隠そう僕自身、マルチディスプレイが大好きでして、ついこの間まで7年ほど、家でも会社でもディスプレイは2つ。できれば3面ディスプレイや4面ディスプレイにもしてみたい、と思うほどのマルチディスプレイ信者でした。

が、つい先日。ふと思いつきで1面ディスプレイにしてみたところ、案外、快適に仕事ができることに気づきました。

 

良かったのは、以下の点です。

 

〇良かった点1.デスクがきれいになった。

今まで、同僚のデスクと比べると、なぜか自分のデスクだけ狭く感じるなーと、思っていたんですが、ディスプレイが1台多いので、そりゃ当然ですね。。。。

ディスプレイだけじゃなく、それに付属するケーブル類もなくなるので、思った以上にデスク周りがすっきりしました。

日常的に視野に入る情報が少ないせいか、目が疲れにくくなった気さえもします。

  

〇良かった点2.ディスプレイが狭いほうが、視線の移動が少ない。

2面ディスプレイが有効活用される場面って、「片面に資料を写しながら、もう片面で作業する」みたいなタスクの時なのですが、両面を同時に見ながら作業することはできないので、

右の資料を見る → 視線を左のディスプレイに移す → 左の画面で作業する

、というように、視線を大きく移動しながら仕事をしている、ということに気づきました。

 

であれば、普通にAlt+Tabのショートカットで、ウィンドウを切り替えながら作業しても、大差はない。というか、視線移動しない分疲れが少ないように感じます。  

 

〇良かった点3.ディスプレイ1つに集中できる。

ディスプレイが2つあると、複数のウィンドウを立ち上げている時に、自分の見たいウィンドウがどっちにあるか、迷う瞬間がありますが、画面が一面しかないと、そもそも迷う必要も無いので、迷いなく作業を続けることができます。

 

というわけで、マルチディスプレイからシングルディスプレイに移行して数日仕事してみましたが、今のところメリットの方が圧倒的に多い感じです。 

「画面は少ないより、多い方が良いに決まっている!」 

と、思い込んで仕事をしてきた僕にとっては目からウロコの展開でした。

 

ディスプレイの数だけでなく、長年続けてきた仕事のやり方を変えるのは勇気が必要ですが、

このやり方が本当に良いのか? と、「自分にとっての当たり前」を問い直すことって、大事なことだな、と思います。