「安全衛生委員会」って何をやっているの?

こんにちは、DS&Cの井関です

最近、ニュースや新聞で長時間労働や働き方改革、さらには休み方改革などの言葉を頻繁に目にするようになりました。

大伸社グループでも、長時間労働への対策は安全衛生活動の一環として行われています。

この安全衛生活動とは、一言であらわすと「従業員が安全に健康的に仕事が行えるように職場の環境や作業内容を整えよう」という活動のことです。

 

労働安全衛生法に基づき、一定の基準に該当する事業場では安全委員会衛生委員会(又は両委員会を統合した安全衛生委員会)を設置しなければならないとされています。

 

従業員が安全に健康で働けるように努めることは決して自己責任では済まされず、会社が責任を持って取り組まなければいけないことなのです。

 

安全衛生委員会については、行政のHPなどで設置のための指針的な情報ページがたくさん紹介されていますが、今回は大伸社グループで実際に行われていることを紹介したいと思います。

 

大伸社では月に1度、各事業会社の安全衛生責任者を集めて安全衛生責任者連絡会を行っています。私たちDS&Cからその月の安全衛生に関する議題を提供したり、意見交換の場を設けたりしています。

この連絡会での議題をもとに、各事業会社で安全衛生委員会が行われています。

 

連絡会までには、各社・各部署から危険箇所チェックリストを提出してもらいます。

このチェックリストでは、「従業員が安全に健康的で働けるように、職場の環境が整えられているか」「従業員の健康が損なわれないように仕事のやり方を指示されているか」「従業員の中に、風邪などを除くイレギュラーな傷病により休暇・休業した人はいないか」「消火栓や消火器、避難口誘導灯は非常時に利用できる状態になっているか」などについてチェックしてもらいます。

 

異常があれば各社・各部署や、必要に応じてDS&Cが対応します。

 

連絡会当日、その月ごとに合わせた議題とともに、最近では各事業会社の残業抑制策についてよく話し合われていて、各社の取り組みを共有する良い機会になっています。

また、連絡会では3か月に1度、産業医の先生が健康講座を開いてくださいます。

過去の健康講座テーマには以下のようなものがありました。

 

・睡眠とメンタルヘルスの関係

・お酒のメリット・デメリットとお酒の飲み方

・高血圧や尿酸値の異常について など

身近で気になる健康に関するテーマについて先生からお話を伺ったり、その場で質問したりできる、とても有意義な時間です。

 

安全衛生活動そのものは、一見すると会社の利益には直接結びつかないような気もしますが、職場で事故が起こったり、従業員が一人でも過労で倒れたりしてしまうと取り返しのつかないことになります。

 

最近では、「健康経営」という言葉もあるように、社員が心身ともに健康に働くことが非常に重視されています。従業員の健康維保持・増進を行うことに必要な経費は単なる「コスト」ではなく、将来に向けた「投資」とも考えられているようです。

月に1度の各社安全衛生委員会が、少しでもタイムリーで身近な事を議題に開催できるよう、

DS&Cではこれからも連絡会の準備をしっかりと行っていきたいと思います。