こんにちは、DS&Cの冨田です。
日常生活における移動手段として多くの方が自転車を利用していますよね。
皆さんは自転車保険に加入されていますか?
自転車は年齢にかかわらず気軽な移動の足として利用されていますが、その反面、スピードの出しすぎや一歩間違えれば大事故に繋がる危険な乗り物になってしまいます。

電動アシスト自転車やスポーツバイクなどが増加していることなどで近年、対歩行者や自転車同士の交通事故が増加傾向にあるようです。
また、加害者としての高額な損害賠償費用を支払わなければならないケースもでてきています。
・高額賠償事例(神戸地裁 平成25年7月判決) 賠償額:9,521万円
事象:男子小学生が夜間、自転車で帰宅途中に、歩行中の女性と正面衝突。
女性は頭蓋骨骨折等で意識が戻らず、監督責任を問われた母親に賠償命令。
保険に加入していなければ、損害賠償費用を払うことができないかもしれません。
そんな万が一の時のために自転車保険の加入を条例で義務付ける動きも広がってきています。(対人賠償)

私たちの会社がある大阪府では大阪府自転車条例により、自転車保険の加入義務化が平成28年7月1日に施行されました。
「大阪府自転車条例を制定しました!」(大阪府HPより)
これは、大阪府で自転車を利用するすべての人に保険加入義務があり、他府県に住んでいるとか、条例前に購入した自転車であるといった事情は一切関係なく、保険加入する義務があります。
また、未成年者の保護者は監護する未成年者が自転車に乗る場合、保険に加入している状態にする義務があります。
事業者においては兵庫県のみ業務中の利用でカバーできる保険に加入する義務があります。
「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」について (兵庫県HPより)
大阪府においては努力目標となっていますが、企業においても今後リスク対策についてもっと深く考えていかなかればならないと感じています。