組紐~くみひも~

こんにちは。DS&Cの長峰です。

 

今、組紐(くみひも)が静かなブームになっているのをご存知ですか?

昨年空前の大ヒットだった映画「君の名は」の中で、主人公の女の子の髪飾りとして登場したことで注目されたそうです。

 

組紐(くみひも)という言葉にピンとこない方もいるかもしれませんが、複数の糸を交差させていくことで織りあげていく紐、のことをいいます。 

 

組紐は昔からある伝統工芸なのですが、「リリアン」だとか「ミサンガ」という少し形を変えて、何度かのサイクルで流行りを繰り返しているようです。

 

 中島みゆきさんの「糸」という歌もずっと人気があります。

 

「糸に思いを込める」というのは、いつの時代も人の心に何か印象を残すのかもしれません。

 

四半世紀前(約25年前)になりますが、私も組紐を作ったことがあります。

映画の主人公の女の子のような可愛いらしいアクセサリーではなく、作ったのは

 

「帯締め」です。

 

昭和の香りがするかもしれませんが、一応平成のお話しです(25年前ですからね!)。

当時、結婚前だった私は、ずっとお稽古をして頂いていた着付けの先生に、

 

「結納の時には、振袖を自分で着たい」

 

と、着付けの相談をしていました。

先生は組紐もできる方だったので、

 

「せっかくだから、帯締めも組紐で手作りして、それも結納に使いましょう」

 

という提案をしてくれたのです。

どちらかというと活動的だった私にとっては、

 

「組紐って何?」

 

というくらいのギャップを感じたりもしたのですが、実際に着付けの練習をしていたり、組紐を編んでいる姿を、何より父がとても喜んでみてくれていたので、少しは親孝行になっているのかもな、と感じていました。

 

初めての作品は不格好だったし、今では編み方もすっかり忘れてしまいましたが、その当時の父の嬉しそうな顔や、出来上がった時のこと、振袖を着て帯締めを結んだ時のことは、しっかりと覚えているし、素敵な経験だったように思います。

 

25年の歳月の中で、自分に都合のよいフィルターがかけられ、より素敵な思い出になっているのかもしれませんが・・・。

世の中では残業を減らす取り組みが始まっています。

私たち、DS&Cも業務改善に真剣に向き合い、頑張っています。

その結果として、日々の時間に少しでも余裕ができてくればいいな、と思います。

 

 

自分も、そして周囲の人たちも、余裕ができ、時間がとれるようになれば、

その時間を使って、いい思い出が作れるような、そんな経験がたくさんできればいいな、と、思っています。